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「主張」

※機関誌「宣教」(2010年5月号)「主張」欄より


 インターネットの伝道について


 マタイによる福音書第二八章一八節以下で、主イエスは弟子たちに「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」と、伝道することを命じておられます。
 それから二千年経過した現代のこの日本でも、この聖書の御言葉は生きており、わたしたちに語りかけ、命じておられます。わたしは全国連合長老会の会議で、ここ数年、繰り返し執行部に中長期の伝道計画を検討いただくようお願いしてまいりました。世界には約二十億人のクリスチャンがいると推定されるのに、この日本では人口のわずか一%に満たない数のクリスチャンしかいないのが現状です。日本人に福音を語ることが何よりも求められていると思い、自己反省も兼ね、繰り返しお願いしてまいりました。常置委員会ではこのことを真剣に受け止め検討課題としております。
 さて、伝道と言うと、東部連合長老会の教会修養会での加藤常昭教師の講演を思い出します。その講演では、主イエスが十二人の弟子たちを派遣する聖書の記事をひも解き、伝道について分かりやすく解説されました。今、改めてこの聖書箇所を読んで「権能」という言葉が目に留まりました。マタイによる福音書第二八章の伝道命令にも、この言葉が出てまいります。主イエスは私たちの救いのため、十字架の死を遂げてくださり、復活され、父なる神から天と地の一切の権能を授けられ、私たちを伝道へと派遣されるのです。わたしたちが救われたのは、その福音にあずかる喜びを伝えるためだと聖書は語りかけます。
 わたしたちが生きている現代社会、特に日本において福音を語り伝えるには、現代の事情を踏まえる必要があります。今を生きる日本人にとって、キリスト教は身近ではありません。教会の礼拝も敷居の高いものです。伝道の中心は礼拝に招くことですが、そのためにはわたしたちが敷居を低くして、普通の日本人が(特に若者が)教会の礼拝に出席してみたいと思うような機会を設けることが必要です。表題のインターネット伝道はその一つの試みです。
 全国連合長老会では一昨年ホームページが立ち上げられました。まだご覧になっていない方もあるでしょう。是非、一度閲覧して、内容についてご意見を頂ければと思います。このHPには課題が残っています。「キリスト教について知りたい。教会はどのようなところなのか。生きる目的を得られるだろうか」、そのような思いでアクセスした方にとって十分な回答を得られるとは言い難いでしょう。また、全国連合長老会加盟の地域連合長老会と各個教会がすべてリンクされることを願っていますが現状は違います。自分の住まいの近く、或いは出張の際、ホテルの近くに教会は無いか捜す時等、一人でも多くの方を礼拝へと招く姿勢が足らないと思います。家の近くの教会はどこに有り(アクセスの方法と地図が必要)、どういう教会で何という牧師がおり(教会堂の写真・牧師の写真・礼拝・日曜学校の様子)とかを掲載願いたいと思います。文言も分かりやすくありません。出来れば加盟教会の説教とかを連続で紹介してはと思います。伝道の姿勢も前面に出ておりません。財政的にHPを立ち上げることが困難な教会には、金銭的な援助と作成方法についての研修の機会を用意して頂ければと思います(神奈川連合長老会ではそのための協議会を設けたそうです)。
 以上思いつくまま、改善すべき点を列挙いたしました。全国連合長老会に所属するすべてのクリスチャンが、祈りをあわせ、思いを一つにして、伝道する教会を形成することを祈ります。わたしたちは、伝道するときに、主が共におられることを確信し、聖霊に満たされた喜びを実感するのです。


十貫坂教会 長老 石田篤





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