< HOME

規約と信仰告白
「主張」
全国連合長老会ニュース
加盟教会一覧
出版書籍


「主張」

※機関誌「宣教」(2010年11月号)「主張」欄より


 東日本連合長老会の課題


 発足して一年、東日本連合長老 会の恵まれた活動を感謝しながら、 与えられている課題について再考し てみたい。
 二〇〇九年五月十七日駒込教会 において開催された東部連合長老会 会議で、泉高森、清瀬信愛、小金 井西ノ台、十貫坂、自由が丘、弦 巻、本郷の七教会と個人加盟の飯 田敏勝、啓子、川崎嗣夫、芳賀力、 並木せつ子教師の退会が承認された。 その後、直ちに階下の集会室にて東 日本連合長老会設立会議が開催さ れた。開会礼拝の後に、設立に至 るまでの経緯が説明された。その要 旨と規約の中に課題を確認する要 素が示されていると思われる。
◎ 全国連合長老会が規約第二条 の改正を行ったことに従い、東日本 は規約第二条をしっかりと堅持して、 改革教会の信仰と長老制度を重ん じつつ、教会形成と伝道を積極的 に推進したい。
◎ 東部連合長老会は三十近い加 盟教会から成っていたために、諸集 会の開催に伴う様々な制約や困難 があったが、新しい地域長老会議の 設立によって、それらの制約や困難 を取り除いて、解消させていきたい。
◎ 従来より実施されてきた諸集 会を充実させ、これまで各教会の 実質的な交流、問題の共有が不十 分であったことを反省して、互い の顔が見える地域長老会議を目指 したい。
◎ 地域長老会議の役割を一層高 め、記録審査を実施し、一致した 信仰と神学に基づいて、伝道の相 互協力を実現させたい。
◎ 改革長老教会協議会との関わ りを一層密にして、教団内にあっ て、東日本の諸集会の共同体形成 にあたりたい。
という以上の設立趣旨が承認され、 この趣旨に基づいた東日本連合長 老会規約が可決された。そして組 織がなされ、阿部祐治が議長に、 関川泰寛が副議長に選挙され、石 田篤が書記に、松本健二が会計に 選任された。
 二〇〇九年六月二日横浜指路教 会において開催された全国連合長 老会会議で東日本が全国に加盟す ることが承認可決されてその歩み が開始されたのであるがその歩み の中から聞こえて来る参加者の声 を紹介してみたい。
◎ 教会修養会。全体に活気があっ て元気が出てくる礼拝、講演であっ たことはよかった。話し合いの時、 それぞれの教会の現状を本気で語 り合えた。
◎ 長老修養会。東海連合長老会 での記録審査の方法を学ぶことが 出来た。今後記録審査を実施する に当り、その審査方法が整理され、 教会間の信頼関係がより確立され ていくことが急務であるという課 題が示された。
◎ 日曜学校教師研修会。カテキ ズム教案を用いて実際に行った説 教を三教会より紹介してもらい、 講評がなされ、各教会の日曜学校 の実情を知り合うことが出来た。
◎ 婦人会。クリスマス祝会、講 演会のため準備会を行い、中高生 修養会のために献金を献げること が出来、講演会では連合長老会の 歴史を学ぶことが出来た。
◎ 青年会。東部、神奈川、東日 本協賛で春の青年伝道集会を楽し く行うことが出来た。
 会議は常置委員会制を採らずに、 各教会の教職、長老一名が参加し て、集会の反省、各教会の情報交 換、今後の集会予定の確認がなさ れ、相互に教会の実情を知り合い、 その教会の問題と課題を共有する ことが出来ればと願っている。
 財政的に微力であるが交通費補 助をなして、仙台が孤立すること のないように配慮することが重要 であると考えている。また今後、 会場費、講師謝礼等捻出できれば と願っている。
また何よりも今後、教師会が充 実されていくことが求められてい る。カルヴァンのジュネーブの教 会が「牧師会」を大切にしたように、 御言葉の説教のための訓練と研修 がなされていくべきことが求めら れているのである。


自由が丘教会 阿部祐治





▲このページのトップへ



日本基督教団 全国連合長老会 All Rights Reserved.