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※機関誌「宣教」(2011年1月号)「主張」欄より


 神奈川連合長老会の現状と課題


 神奈川連合長老会の源流は、一 九七一年、鎌倉雪ノ下、藤沢北、 横浜指路の三教会合同長老研修会 に遡る。一九七五年、この三教会 に中渋谷教会小園伝道所(現在の 海老名教会)が加わり、第一回神 奈川教会連合長老研修会を改めて 開催し、さらに横浜大岡が加わり、 一九八二年高校生・青年修養会に 浦賀が、一九八七年婦人研修会に 横浜中田がそれぞれ参加するに至っ た。
 一九九二年六月二八日、神奈川 教会連合長老会設立式(浦賀、海 老名、鎌倉雪ノ下、藤沢北、横浜 指路五教会が正式加盟、横浜中田 が準加盟)と長老研修会の開催、 一一月三日、第一七回全国連合長 老会会議において全国連合長老会 への加盟が可決。一九九七年に神 奈川連合長老会と名称を変更し、 横浜中田が正式加盟、二〇〇四年 に横浜大岡、二〇〇五年に栗平、 二〇〇七年に横須賀小川町、二〇 〇八年に武山が加盟し、二〇〇九 年に小田原十字町と半原とが東海 連合長老会から異動。横浜市を中 心としたこぢんまりとした地域に ある六教会によって発足した神奈 川連合長老会は、この二〇年間に 加盟教会が倍増し、神奈川県下一 円に散在する一二教会が加盟。さ らに二人の教会主任担任教師が個 人加盟し、今年度から一人の教師 が巡回教師として加盟。個人加盟 教師の担任教会が教会加盟になる ことが課題の一つである。
 会議は年六回、原則として奇数 月の火曜日の夜に開催(この原稿 を執筆している二〇一〇年一〇月 現在)。各教会の主任および担任 教師全員と二名までの長老を議員 とし、現住陪餐会員二〇〇名ごと に一名を増やすことができる。神 奈川連合長老会発足当初、連合長 老会の理念が各教会に正しく広く 伝わるための智恵であったかと思 うが、この規約通りに各教会から 議員を選出すると四五名の議員に なり、所謂顔の視える会議になり にくくなっているのかも知れない。 現在、会議回数を年四回に減らし、 原則として日曜日の午後に会議を 開催することを中心とした規則変 更を検討中。
 長老・執事、新任長老、信徒、 教会学校教師、青年の各修養会の 他、書記・会計懇談会、インター ネット伝道協議会を開き、長老、 執事、教会学校教師、教会員の訓 練にあたっているが、第三五回全 国連合長老会会議資料によると、 神奈川連合長老会全体での現住陪 餐会員一五八八名、礼拝出席者一 〇五一名、長老九一名、執事四一 名が与えられ、嬉しい悲鳴だが、 信徒修養会や長老執事修養会の会 場教会が限られ、分団を伴う各修 養会の開催がかなり困難になって いることは否めない。
 会計は通常会計の他、伝道協力 資金会計をもち、全国連合長老会 中学生高校生修養会への献金、財 的支援の申請があった浦賀、武山、 半原への伝道協力のために用いら れている。
 浦賀伝道協力委員会は専ら浦賀 伝道ために組織された委員会・会 計であり、新会堂建築(二〇〇六 年献堂)を含めて浦賀への支援は、 神奈川連合長老会のわざとして関 わってきた支援である。
 巡回教師の存在が神奈川連合長 老会の特色の一つであり、教会担 任教師が十分に時間を割いて、ま た専門的な知識を用いて担え得な いような現代的な課題(例えば所 謂心の病を背負った人々、高齢者 サポート等)を中心に広く地域的 に活動することがその任務の一つ。
 会議や各修養会が実りあるもの となるためにも、全加盟教師によ る教師会のさらなる充実が急務で あり、加盟教会主任および担任教 師だけの牧師会を開催し、各個教 会の記録審査をこの牧師会が担う 新しい方法を採用し、牧師会が牧 師を牧会する役割を果たし始めて いる。新年度は教師会において説 教演習を始める予定。
 これらの課題の他、神奈川県下 には数多くのキリスト教学校が存 在しており、緊密な伝道協力関係 を築いていくことも課題である。
(神奈川連合長老会議長)


小田原十字町教会 馬場康夫





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