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「主張」

※機関誌「宣教」(2012年11月号)「主張」欄より


 教会記録審査について


(記録審査の根拠)
 全国連合長老会規約第八条第三 号には、地域連合長老会会議は 「教会記録の審査について取り扱 う」旨、定められています。また 私共小田原十字町教会が加盟する 神奈川連合長老会においては、規 則第五条第七号に会議が処理すべ き事項として「加盟教会の教会記 録の審査」が定められています。 いずれの規定も、地域連合長老会 会議が、加盟各個教会の記録を審 査することを求めています。
 地域連合長老会会議が記録審査 を行う目的は、各個教会がキリス トの主権のもとに、健全な歩みを 進めて行くよう、見守り、指導す るためであります。議事録を見る ことによって、その教会の歩み、 どのような礼拝が行われ、どのよ うな伝道が行われているか、又洗 礼入会、転入会の際の試問などの 様子がわかります。
 地域連合長老会会議はそれぞれ の記録を審査することによって各 個教会の歩みを把握し、場合によっ ては指導、助言をすることになっ ています。各個教会は、記録の審 査を受けることによって、独りよ がりの危険から守られ、各個教会 がより広い視野に立つ地域連合長 老会会議の見守りの中に、他の加 盟教会とともに、健全な歩みを進 めて行く事が可能となるのです。  教会記録審査の実施にあたって は、前記二つの規定と各個教会が 地域連合長老会の権威を承認する こと、また「同質の信仰と、同じ 信仰告白に立つ教会」としての信 頼が大前提となることは言うまで もありません。このことがあって、 初めて記録審査が各個教会の成長 に資するものになるのです。
 神奈川連合長老会では、牧師会、 連合長老会会議の協議を経て、二 〇一〇年五月の第一回会議におい て、「神奈川連合長老会記録審査 基準」が制定され、同年六月に神 奈川連合長老会長老執事修養会を 開催し、記録審査についての基本 理解と記録審査基準について学び、 本記録審査基準による審査は二年 目となりました。毎年、一泊二日 で牧師会が審査を実施しています。

(記録審査基準)
本記録審査基準の前文において は基本信条、宗教改革の信仰告白 に基づき、使徒的福音を説く教会 として存立するためには、説教、 聖礼典、訓練を重んじ、@聖書、 A信条(信仰告白)、B制度を整 えることが必須条件であると記さ れています。
 さらに、「全国連合長老会にお ける、洗礼、聖餐に関する基本的 見解」から「各個教会長老会議の 責任の下に行われる教会的行為 (礼拝、説教、聖礼典の執行、伝 道、奉仕等)は地域長老会議によっ てその権威を支えられている。地 域長老会議は教師を立て、派遣し、 各個教会の記録を審査すること等 を通して、各個教会長老会議を支 え、指導し、その健全な歩みのた めに仕える。」と地域連合長老会 と各個教会の関係が示され、最後 に具体的な審査基準が定められて います。審査基準は以下のとおり です。
@洗礼入会、小児洗礼入会、信仰 告白、転入会の準備が教会の信 条(基本信条)・信仰告白(改 革派教会の信仰告白、一八九〇 年日本基督教会信仰の告白、一 九五四年日本基督教団信仰告白) に基づいて執り行われているか。
A礼拝、伝道、牧会(訓練)、奉 仕が健全になされているか。
B神奈川連合長老会・全国連合長 老会に加盟する教会として、ま た、改革長老教会協議会に参与 する教会としての歩みをしてい るか。会議、牧師会、各修養会、 特に長老執事修養会への参加を しているか、記録審査を誠実に 受け止めているか。
C長老会議、執事会議において長 老、執事に対する適正な信仰指 導、教会形成に資する訓練が相 応しく愛を持って施されている かどうか。


小田原十字町教会 露木 賢一


「主張」




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