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「主張」

※機関誌「宣教」(2013年8月号)「主張」欄より


 地域連合長老会における伝道協力


一.無牧師教会への対応
 二〇一三年度、神奈川連合長老 会では、突然の牧師異動などがあり、 神奈川連合長老会内に設置された 後任人事委員会の懸命な努力にも 拘らず、無牧師とならざるを得なく なった教会が二教会ある。
 予測していなかった突然の異動に 直面して、当該教会長老会は当惑 せざるを得なかったことと思う。教 会に召され着任した牧師と共に、で きるだけ長く、主の教会に仕えよう という志を与えられている長老会に とっては、この異動が神の御旨であ ると受け止め、後任牧師を後任人 事委員会に託すという決断に至るま でには様々な苦悩があったはずであ る。
 結果として、無牧師とならざるを 得なかった教会に対して、地域連 合長老会の果たす役割は大きい。 主任担任教師不在の中で礼拝説教、 聖礼典の執行、長老会会議の議長 等々、地域連合長老会として支援 していく課題を担うことが求められ る。
 幸い、神奈川連合長老会加盟教 会の主任担任教師並びに担任教師、 無任所教師、隠退教師の応援によ り、二〇一三年度一年間の支援体 制が整った。二人の牧師の離任と いう厳しい状況ではあったが、加盟 教会の所在地がすべて神奈川県内 にあったことや比較的多数の隠退教 師の存在などにより支援体制を組む ことができ感謝であった。
 しかし、無牧師教会にとっては主 任担任教師不在の中で礼拝を守り つつ、諸集会、教会生活を維持し て行くこと等試練は続く。具体的 な支援は教職によって担われている が、地域連合長老会加盟教会とし ては、主日礼拝の祈りの中で無牧 師教会のことを覚え「後任牧師が 速やかに与えられるよう」祈りを合 わせたい。
 試練に遭遇している教会を覚え、 地域連合長老会が一体となって歩 み、同じ信仰告白によって結び合わ された教会が、同じ労苦を共に担っ ていくことは、地域連合長老教会 に加盟する全教会・教会員にとっ ては当然のこと、と考えていきたい。
 他の地域連合長老会で同様のこ とが起こった場合、特に加盟教会 が広域に亘り点在し、隠退教師な どの応援が期待できにくい地域連合 長老会の困難さを思う。
二.『神奈川連合長老会資料集』 の発行について
 現在、神奈川連合長老会では年 四回の会議、定例の教師会・牧師 会、講壇交換、記録審査、長老・ 執事修養会、信徒修養会、教会学 校教師修養会などが行われている。 年四回の会議には牧師と各教会か ら選出された地域連合長老会議員 が出席し、行事計画案・会計予算 案等の審議、諸報告の承認などに 係わり、その結果を各個教会長老 会会議にて報告をしている。会議 出席長老のみでなく全長老が神奈 川連合長老会の一年間の歩みを理 解し、共有するために二〇一〇年 度から『神奈川連合長老会資料集』 を発行し、加盟教会全長老に配布 することとした。
 発行の目的については、巻頭言 によると「神奈川連合長老会のア イデンティティーを明確にし、今後 加盟する教会はもちろんのこと、す でに加盟している諸教会が、特に、 信仰を護る牧師・長老がしっかりと 神奈川連合長老会の伝統を受け継 ぎ、福音伝道と牧会に生かすため」 と記されている。
 資料集の内容は「神奈川連合長 老会規則、神奈川連合長老会記録 審査基準、神奈川連合長老会教師 派遣指針、会議議事録、記録審査 報告、教勢報告、主要講演録(新 任長老セミナー、信徒修養会、長 老執事修養会養会、教会学校教師 修養会)、教会及び教師住所録」 である。
 この資料集により、議員以外の 長老も一年間の歩みを振り返ること ができる。また、各個教会の記録 審査報告を掲載することにより、教 会共同体の一員としての各個教会 の歩みを、長老が替わっても教会と して把握することができる。


小田原十字町教会長老 露木 賢一


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