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「主張」

※機関誌「宣教」(2020年1月号)「主張」欄より


 「全国連合長老会青年修養会への招き」


 全国連合長老会青年修養会は、今年度で第四回となります。今年度の日程は二〇二〇年三月一九日(木)から二一日(土)まで、場所は天城山荘です。今回は社会人も休みを取って参加しやすいように、思い切って土曜日を含む日程を組みました。一人でも多くの青年の参加をお待ちしております。
 青年修養会のプログラムは、開会礼拝で始まり、二つの講演、分団、証し、全体協議などが行われ、閉会礼拝で閉じられます。毎年テーマが定められますが、青年修養会は全国連合長老会日曜学校委員会発行の『カテキズム教案』の次年度の夏期テーマを先取りして用いています。前年度は、「祈り〜主イエス・キリストの御名によって」がテーマでした。それぞれが自分の祈りの生活を見つめ直し、祈りについての新たな発見や気付きが与えられたようでした。祈ることのできる恵みを深く味わう三日間でした。
 そして今年度、第四回青年修養会のテーマは、ずばり「洗礼」です。すでに洗礼を受けている青年はもちろんのこと、幼児洗礼を受けてまだ信仰告白をしていない青年や、求道中の青年にはぜひ参加していただき、仲間の声を聞いたり、教師に質問をぶつけたりしていただければと思います。信仰について真剣に考える良い機会となることを願っています。  また青年修養会では、これまで毎回参加者全員が証しをする時間が設けられてきました。私個人としても毎回心に深く残る時間です。それぞれ聖句をあげて、与えられた恵みや希望、あるいは悩みや葛藤を語ります。喜びを分かち合う時、また痛みを分かち合う時であり、青年も教師も懸命に耳と心を傾けます。主が共にいて下さる、聖霊が働いて下さる、その確かさを覚えつつ共に過ごす時間は、言葉では言い表せないほど豊かで濃密な時間です。ただ時間が数時間にも及ぶので、今後さらに多くの参加者が与えられることを願う中では、方法や時間の持ち方について検討する必要が出てきています。
 他にも青年修養会では、レクリエーションや、楽しいフリータイムもあります。温泉もあります。そして、眠らずに語り明かす二日目の夜は、参加者が最も楽しみにしている時間の一つです。この時もまた、様々な悩みを打ち明けたり、信仰の友に祈ってもらったり、聖書を共に読んだりして、信仰のよい交わりの場となっています。 そしてこれらの青年修養会は、青年たち自らが実行委員を担い、多くの時間と奉仕と祈りを献げて運営されています。主がそのような青年たちを立てて下さることに、感謝と希望を覚えています。
 さて、これまで参加した青年の多くは全国連合長老会中高生修養会の卒業生です。この青年修養会が全国連合長老会のものとして実施に至るまでには、かつての中高生修養会の仲間が、高校卒業後に教会を離れてしまうことに心を痛めた青年たちの祈りがありました。ですから、中高生修養会の卒業生が、その後も教会に繋がり続け、青年修養会に多く参加していることは、その青年たちの祈りの豊かな実りです。しかし、さらに全国連合長老会青年修養会は、修養会が初めての新しい青年や求道者を喜んで招き、しっかりと受け入れ、安心して参加できるよう配慮し、多くの青年の信仰のため、伝道のために広く用いられていくことが、これまでも、これからも、重要な課題であり目標です。
 これまで、多くの諸教会の祈り、献金に支えられ、主の祝福の内にこの青年修養会が第四回を迎えるまで導かれてきたことを感謝いたします。同じライフステージにある信仰の仲間たちと共に礼拝し、御言葉を聞き、悩みを共有し、祈る三日間は、青年たちにとって信仰生活の大きな励ましとなります。どうぞ、これからも青年修養会の働きを祈りに覚え、教会の青年をお送りください!


宮崎中部教会 乾 元美 






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