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「主張」

※機関誌「宣教」(2021年4月号)「主張」欄より


 コロナ禍の中での歩み


1.加盟教会の状況
 新型コロナウイルスの感染が拡大し、二〇二〇年四月に政府による緊急事態宣言が出された頃には、多くの教会が教会堂に集まっての礼拝を休止しました。牧師と長老だけが教会堂に集まり礼拝を献げ、他の方々はオンラインや、届けられた週報と説教を用いて各家庭で礼拝を献げるという形になりました。すべての教会で短時間の簡略化した形の礼拝を献げるようになり、ほとんどの教会で、聖餐に与ることができなくなりました。声を出さずに讃美や祈りや信仰告白などをし、会衆の発声の少ない礼拝を献げる教会も多くなりました。ほとんどの教会が六月頃から教会堂に集まっての礼拝を再開しましたが、複数回に分けての礼拝を献げる教会も増えました。アルコール消毒や換気など、それぞれの教会で様々な工夫をして何とか礼拝しているという状況です。その後、少しずつ教会学校の礼拝や祈祷会を再開する教会も出てきました。長老会やその他の会議、青年会の集会をオンラインで行う教会もあります。教会総会も、多くの教会が、書面表決で行いました。

2.会議
 神奈川連合長老会の会議は、三月に予定していた二〇一九年度第四回会議を中止しました。その後、議長、副議長、書記は任期を一年延長することにし、二〇二〇年度第四回会議まですべて書面表決で行いました。資料はメールや郵送で送り、書面表決書を書記に送り返す形で会議を行なっています。二〇二一年度の計画は、オンラインでできることを中心に行うという計画となりました。財政面での援助を求める教会には直ちに支援を可決し、対応しています。

3.牧師会、教師会
 毎月、牧師会や教師会を行っていますが、今年度はすべてオンラインで行いました。教師会には個人加盟教師や隠退教師も出席してくださり、画面上ですが、お顔を見てお話しすることができました。深刻な事柄などを話し合うときには、オンラインの限界を感じたこともありましたけれども、各教会の報告、各教師とその家庭の様子の報告等を互いに聞き、共に祈ることで、困難な中にあっても大きな励ましの時となっています。メーリングリストでの連絡も役立っています。

4.記録審査
 記録審査をオンラインで行いました。オンラインでの不自由さに加え、食事や温泉での親睦を持つことは叶わず残念でしたが、大変有意義な時を過ごすことができたと思います。全二日、間を空けて日程を設定し、議事録を郵送で送り、それぞれ審査しました。一日目はおもに主査の審査に集中しました。その後、副査に議事録を送り、二日目までに審査を行います。二日目はまとまったものを全員で共有し、答弁を行いました。各教会の長老会で確認し、最後に会議で確認しました。

5.集会
 集会はほとんど中止となりました。けれども、機関紙「かながわ」を発行し、各教会の新型ウイルスへの対応を共有しました。「長老修養会」でも、集まることはせず、四つの教会の長老方に、新型ウイルスへの対策とその可能性を考える文章を書いて頂き、皆で共有し、祈りを合わせました。「青年修養会」は、改革長老教会協議会や全国連合長老会主催の青年修養会に倣い、神奈川連合長老会でもオンラインで行いました。主題「これからの人生―コロナ禍の中で」のもと、馬場康夫小田原十字町教会牧師に講演をして頂き、話し合い、祈るときを持ちました。「教会学校教師修養会」も集まることはしませんでしたが、日曜学校教師、CSスタッフたちの励みとなる文章をまとめ、皆で祈りを合わせる形で行いました。この事態が一日も早く終息しますよう祈りつつ、いよいよ支え合い、励まし合いながら歩みたいと願います。

神奈川連合長老会書記 鈴木 義嗣






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