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「主張」

※機関誌「宣教」(2021年5月号)「主張」欄より


 「コロナ禍」の中での地域連合長老会


東海連合長老会の地域的状況
 神奈川県二教会、静岡県六教会、愛知県一教会、個人加盟を含めると三県一〇教会によって形成されています(二〇二一年二月現在)。地域的な広がりがあり、教会ごとの状況については、一様に語ることはできません。当然のことながら、それぞれに感染予防対策を講じていますが、礼拝の持ち方についても一様ではありません。
 家庭礼拝、配信での礼拝を実施している教会もあれば、会堂での礼拝を継続することができている教会もあります。地域の感染状況からか、東海連合長老会内では後者の教会が多く見受けられます。しかし、礼拝順序における対応はそれぞれのようです。特に聖餐の執行については、工夫して配餐している教会、決められた礼拝において配餐している教会、配餐の休止を継続している教会など様々です。それぞれに対応を模索しているのが現状です。
 クリスマス関連でも、イブ礼拝を中止したり飲食を伴う集会を中止したり、と各教会にそれぞれの対応がありました。
 牧師家庭内に陽性者が出て、三週間の閉鎖を余儀なくされた教会もあり、コロナ感染がすぐそばに存在しているものであることを痛感させられています。あらゆる状況を想定し、教会としての対応を予め検討しておく重要さを思います。

東海連合長老会の二〇二〇年度
 年に三回開催予定の会議の第一回(五月末)は書面による会議として行なわれ、第二回(九月末)はオンラインで開催され、第三回(三月末)もオンラインで開催予定、その他の年間計画にあった集会は、ほぼ中止となりました。
 東海連合長老会がこれまで特に重視してきた記録審査だけは、何とかして実施しようということで、近隣の二〜三教会間で実施し、記録審査に対する各教会長老会からの応答やオンラインの牧師会で、それぞれの状況や課題などを共有し、意見を交わす機会となりました。しかし、例年は一泊牧師会として開催し、直接顔を合わせ、より深く各教会の状況について語り合い、祈りを合わせる機会であったことを考えると、得難い機会が失われたと感じています。
 第二回会議においては、コロナ禍における各教会への対応として、負担金を例年の七割とする補正予算が提示、可決されました。

牧師会
 九月以降ほぼ毎月牧師会を開催しています。できることならば、同じ場所に集まって開催したいとの思いから、同じ県内の教師は集まり、集まることができない教師はリモート参加という方法を試みましたが、まとまりがなくあまりお勧めできるようなものとはなりませんでした。それ以後全員リモート参加で開催されています。

課題
 多くの共感をいただけると思いますが、画面越しでは十分に伝わりきらない思い、言葉があることを痛感しています。技術的な問題で、音声のみでの参加となる場合などはなおさらです。顔と顔とを合わせる大切さ、空間を共有してはじめて分かる空気感やニュアンスというものがあることに気づかされます。オンラインは便利で活用できるものですが、十分ではないと思わされているのです。教会での礼拝は勿論、直接顔を合わせることの大切さを教えられた思いでおります。
 主の日の礼拝を重んじる私たちです。クリック一つで満足することなく、主の導きのもとで、この身も魂も主に献げながら、共に礼拝にあずかる一つの群れとして、祈り励まし合っていくことができれば幸いです。すべての教会で、主の日の礼拝のために、礼拝者が集う日が再び与えられることを祈りつつ。

東海連合長老会 阿部 啓






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