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「主張」

※機関誌「宣教」(2021年9月号)「主張」欄より


 コロナ禍での地域連合長老会 和歌山連合長老会


一.コロナ禍での対応
 和歌山連合長老会における新型コロナウイルス感染症対策には三つのポイントがある。
 第一に生活圏の違いとクラスターの発生。和歌山県北部=紀北(和歌山市、橋本市、岩出市、紀の川市など)は大阪府と接しており、多くの市民が大阪で働き、大阪の大学や高校に通う。和歌山県の感染状況を示す数値だけでは判断できず、隣接する大阪の感染状況が悪ければ当然紀北の警戒心は解けない。この紀北に粉河教会、和歌山教会、東和歌山教会、少しエリアが離れるが海南市に愛隣教会があり対応に追われた。紀中(有田市や御坊市など)と紀南(田辺市や新宮市など)は大阪の感染状況に影響されることはないが、有田市の病院クラスターをはじめ御坊市や田辺市で次々とクラスターが発生し、コロナに対する警戒心は紀北以上に強かった。御坊市に御坊はこぶね教会が、田辺市に田辺教会があり、対応に追われた。
 第二に付帯施設の有無。和歌山連合長老会には三つの教会が付帯施設を有している。紀北エリアの粉河教会にはこども園が、紀中エリアの御坊はこぶね教会には幼稚園が、紀南エリアの紀南教会には保育園があり、牧師や信徒が職員として関わっていることもあり慎重な対応が求められた。
 第三に牧師や信徒の健康状態。例外なく全ての教会・伝道所が高齢の信徒によって支えられている。当然、基礎疾患を持つ信徒も多いので通常の礼拝を開催することは難しく、聖餐の執行と讃美歌の歌唱については長老会で毎回議論し対応した。和歌山連合長老会の中で唯一愛隣教会だけが先の第一条件、第二条件の影響を受けない環境にあったが、高齢の信徒が多数であることに加え、鈴木賛美牧師が闘病中ということもあり適切なコロナ対策が必要であった。
二.礼拝に関して
 各個教会で行なっている主な対応は入口での非接触型検温、入口でのアルコール消毒、会衆席を2分の1から4分の1に減らす、祝会をはじめ飲食を伴う集会は行なわない、礼拝のライブ配信、説教原稿の送付、多くの出席者が見込まれる場合(クリスマスなど)は二回に分けて行なう、また感染拡大期には聖餐を止めた教会が幾つもありました。夏期学校は、泊まらずに通いで行なったりと各個教会が工夫をして実施しました。
 このような対応は、状況次第でまだしばらく続けていくことになるでしょう。礼拝のライブ配信・説教原稿送付などは、コロナ禍の中で必要に迫られての対応でしたが、これは礼拝に集えない高齢者が増えている中、コロナ禍でなくてもやらなければいけなかったことだったと思わされています。
三.教師会
 教師会もリモート開催となりガラケーの牧師にはスマホへの買い換えをお願いした。私、阿部が愛隣教会を二度ほど訪ね、新品のスマホを不思議そうに眺める鈴木牧師にアプリの登録、ビデオ通話の方法等を伝授した。鈴木牧師が召された今年三月の教師会にも鈴木牧師はスマホからリモート出席された。自身の命の終わりを感じながら吉川伝道師に第一子が与えられたとの報告を心から喜び、終わりの祈祷会で「新しい命が与えられたことを感謝します」と祈ったのは他ならぬ鈴木牧師であった。

 和歌山における福音宣教は「一を二にする」のではなく「〇を一にする」ことが求められる。コロナ後の福音宣教を見据えて和歌山連合長老会は祈りを結集している。

東和歌山教会 阿部 倫太郎






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