< HOME

規約と信仰告白
「主張」
全国連合長老会ニュース
加盟教会一覧
出版書籍


「主張」

※機関誌「宣教」(2022年6月号)「主張」欄より


 中学生・高校生修養会への招き


○現状にて
 新型コロナウィルスの影響はあまりに大きく、この修養会も二〇二〇年度、二〇二一年度と対面開催はかないませんでした。それでも、文集発行とオンラインでの修養会として交わりの時を持つことが許されました。
 そのような形で開催された修養会を経験する中で、二つの思いが与えられました。
 一つは、「オンラインだと気軽に参加できる」ということです。場所の移動なく参加できるのみならず、時間の融通も利くということで遠方からの参加者や部分参加者が与えられました。それは参加にかかる経済的負担の軽減としても理解できることかもしれません。
 もう一つは、やはり「直接会う方が良い!」ということです。画面越しよりも、直接会って語り合うことの大切や、交わりの豊かさを痛感しています。これまで当たり前のように集まっていたことが遠い過去のように思えてなりませんが、参加者に対して信仰の導きが与えられてきた背後には、直接語り合い、祈り合う経験があったのだと思います。耳を通して聞こえてくる言葉だけではなく、肌を通して伝わる熱意、生きた言葉による証しや導きがあったことは間違いないことでしょう。
 同じ時間と場所を共有することで生まれる連帯感も重要な要素でしょう。同年代の教会にかかわる友が与えられることは、一人一人の信仰生活や教会生活の励みになることは言うまでもありません。
 そこで、今年度はこの誌面の最終ページ「二〇二二年度の予定」でも既に掲載されている通り、YMCA御殿場東山荘での開催を予定しております。
 加えて対面開催のみならず、オンライン方式も合わせたハイブリット開催の予定です。開催場所、方法共に一新されますが、感染状況によって柔軟に対応できるように備えていくつもりです。また、移動も含めて対面での参加に不安を覚える方も当然おられると思いますので、参加方法を選択できるようにします。少しでも多くの方が安心して参加できるように祈りつつ準備してまいります。
 
〇招き
 この二年間を振り返ると、中学生には、まだ一度も直接お会いする機会が与えられていません。これは、高校生においても大差はありません。
 やはり修養会の醍醐味は、三日間ながらも共に御言葉に聞き、祈り合う時間を過ごすことにあります。友人作りはもちろん、スタッフとの出会いも大きな経験となることでしょう。個性豊かな牧師、長老、アシスタントの面々です。普段出席している教会では経験できないカルチャーショックがあること請け合いです。
 それは、参加者の成長に良き刺激を与えるはずです。少なくとも誤った導きを与えることがないように、スタッフ一同、共通の信仰理解をもって参加者と向き合うことに努めています。
 また、スタッフの多くがこの修養会の経験者です。彼らは「わたしがあなたがたに伝えたことは、わたし自身、主から受けたものです」(Tコリ一一・23)との御言葉を実践していますし、この修養会の良き伝統だと理解しています。
 また、修養会で信仰に導かれた者が、それぞれの教会での奉仕者とされていくことを目の当たりにすると、修養会の働きが新しい世代を育てる教会の業であることを強く思わされます。とにかく対象者がいれば一度送り出してみてください。
 最後に、この修養会が将来の教会をたてる業としてより豊かなに用いられるために、祈りと献金、また奉仕者としてお支えくださいますようお願い致します。

実行委員長 阿部啓






▲このページのトップへ



日本基督教団 全国連合長老会 All Rights Reserved.