< HOME

規約と信仰告白
「主張」
全国連合長老会ニュース
加盟教会一覧
出版書籍


「主張」

※機関誌「宣教」(2017年5月号)「主張」欄より


 「新たに長老に選ばれた人のために」


 教会総会における長老選挙で長老に選ばれた時、「私のような者が 長老としてふさわしいのだろうか」との思いを誰もが抱くことでしょう。その時、長老選挙の前に、牧師が 朗読した聖書の御言葉を想い起して下さい。「兄弟たちよ。あなたが たが召された時のことを考えてみるがよい。・・神は、無きに等しい者を、あえて選ばれたのである」(Tコリント一・二六、二八、口語訳)。 長老に選ばれたのは、ただ神の選びと召しによるものです。長老任職式で主の御前で誓約をしますが、そこで問われるのも、この一点です。「あなたは今、主の選びと召しにより、長老の職に任じられようとしています。あなたがこの職に任じられるのは教会の頭であり、大牧者である主イエス・キリストの召命によるものと確信しますか」(全国連合長 老会式文委員会「『諸式』式文(案) 」。主の選びと召しに対して、 教会の頭であり、大牧者である主イエス・キリストに喜んで献身し、祈りと謙遜をもって仕えるのみです。
 長老としての召しの自覚は、長老会の一員として召されている自覚と一つです。従って、長老の務めは長老個人としてではなく、長老会の務めを担うことにあります。長老会に属する各長老が、それぞれの欠けを補い合い、それぞれの霊の賜物を生かし合いながら、主と教会に仕えるのです。長老任職式において長老按手が行われます。長老按手は神の選びと召しのしるしであり、教会の信仰である「使徒的信仰」である「信仰告白」の継承の務めを主から任命されるものです。主イエス・キリストが弟子たちに託された「天国の鍵の権能」(マタイ一六・一九)、 即ち、「罪の赦しの権威」「戒規を執行する権威」は、長老制度の教会においては、長老会に委ねられています。
 先輩長老に必ず、「私もあの長老のようになりたい」と、「手本」にしたい長老がいるはずです。その方の信仰と存在から滲み出て来る「キリストの香り」、「長老の品格」があります。そのような「長老の品格」は他のどこでもなく、主日礼拝において形造られていきます。説教を聴き続け、聖餐に繰り返し与ることにより、「神礼拝に喜んで生きる人間」として、顔つきも、歩き方も、声も、まなざしも変えられる「礼拝本能」を身に着け、それが「長老の品格」(美しい信仰の姿勢)を形造り、教会員の「模範」となります。長老に何よりも求められることは、説教の良き聴き手になることです。そのために、長老は教会員の先頭に立って「宣教長老」である牧師・説教者のために、御言葉を正しく、大胆に語れるよう祈ってほしいと願います。
 北陸連合長老会では、新たに長老に選ばれた方に、『長老の職務』(北陸連合長老会編)を巡回長老会の時に贈呈します。その中に、長老としての召しは、何よりも愛と結び付いていることが強調されています。キリストを愛し、教会を愛し、教会員を愛し、教会の伝統を愛し、御言葉を愛することです。このような愛を身に着ける長老の訓練は、各個教会だけでなく、何よりも地域長老会で行われることです。
 長老会の務めを問う時、伝道者パウロがエフェソの長老に向かって涙を流しながら語った遺言説教(使徒言行録二〇・二五‐三二)を想い起します。長老会の重要な使命を二つ挙げています。第一は、「神が御子の血であがない取られた 神の教会を牧すること」(口語訳)、即ち、教会員の魂への配慮をすること。第二は、「使徒的信仰」を継承し、「教会の教理を擁護」することです。カルヴァンは聖餐共同体としての教会形成を目指し、聖餐に与るための主の弟子としての教会訓練こそ、「魂への配慮」として位置づけました。牧師と長老が教会員の家を訪ね、聖餐に与る準備としての「牧会の対話」「悔い改めの対話」を行い、陪餐資格を確かめました。それを今日の時代にどのように生かすかです。礼拝に出席できない高齢・ 病床の教会員のために、牧師・長老の「訪問聖餐」の回数を増やすことは、改革派教会が重んじた聖餐に与るための「魂への配慮の対話」と言えます。


金沢教会 井ノ川 勝


「主張」

■バックナンバー

2016年12月号「熊本大分地震を経験して」/錦ヶ丘教会 川島 直道

2016年11月号「地域連合長老会における長老の研鑽について」                            /平塚富士見町教会 福原 三四朗

2016年3月号「震災後五年を経て −そして課題−」/仙台広瀬河畔教会 望月 修

2016年2月号「キリスト教学校と連合長老会」/北陸学院 堀岡 満喜子

2016年1月号「全国連合長老会の課題」/横浜指路教会 藤掛 順一

2015年6月号「中高生修養会の恵み」/十貫坂教会伝道師 中村 恵太

2014年12月号「献身者と共に歩む幸い」/十貫坂教会 石田 篤
2014年11月号「教区における地域連合長老会の課題−神奈川教区篇−」                            /横須賀小川町教会 寺田 信一
2014年10月号「日本基督教団と連合長老会」/岡山蕃山町教会 服部 修
2014年9月号「教区における地域連合長老会の課題〜東海教区編」                            /駿府教会 瀬谷 寛
2014年8月号「連合長老会の出版活動について」/日本橋教会 宍戸 基男
2014年7月号「執事職をめぐって」/金沢教会 井ノ川 勝
2014年6月号「中高生修養会の恵み」/浜北教会 大橋 新
2014年5月号「新たに長老として選ばれた人のために」                            /富山鹿島町教会 小堀 康彦
2014年4月号「伝道局資金による伝道援助について」                           /小田原十字町教会長老 露木 賢一
2014年3月号「なすべきことを示してください」/石巻山城町教会 関川 祐一郎
2014年2月号「東日本の現状と課題」/自由が丘教会 阿部 祐治
2014年1月号「連合長老会と東京神学大学」/横浜指路教会 藤掛 順一
2013年12月号「献身者を生み出すために」/平塚富士見町教会長老 福原 三四朗
2013年11月号「全国連合長老会の課題」/横浜指路教会 藤掛 順一
2013年10月号「長老会の研鑽について」/十貫坂教会長老 石田 篤
2013年9月号「日本基督教団と連合長老会」/ 蕃山町教会 服部 修
2013年8月号「地域連合長老会における伝道協力」
               /小田原十字町教会長老 露木 賢一
2013年7月号「教区における地域連合長老会の課題〜九州篇〜」
               /錦ヶ丘教会 川島 直道
2013年6月号「中・高生修養会の恵み」/富士教会 桑原 睦彦
2013年5月号「青年伝道を巡って」/山田教会 井ノ川 勝
2013年4月号「『長老教会の手引き』改訂について」/横浜指路教会 藤掛 順一
2013年3月号「東日本大震災から二年」/自由が丘教会 阿部 祐治
2013年2月号「教会員の高齢化について」/富山鹿島町教会 小堀 康彦
2013年1月号「私たちの教会の伝道」/小田原十字町教会 馬場康夫
2012年12月号「献身の勧め」/山田教会 井ノ川 勝
2012年11月号「教会記録審査について」/小田原十字町教会 露木 賢一
2012年10月号「教会形成の一環としての連合長老会の出版活動」
               /十貫坂教会 関川 泰寛
2012年9月号「日本基督教団と連合長老会」/横浜指路教会 藤掛 順一
2012年8月号「改革長老教会協議会の今」/自由が丘教会 阿部 祐治
2012年7月号「牧師の人事について」/錦ヶ丘教会 川島 直道
2012年6月号「中高生修養会の恵み」/服部 修
2012年5月号「青少年伝道の課題」/日本橋教会 宍戸 基男
2012年4月号「「全国連合長老会式文」改訂について」
               /富山鹿島町教会 小堀 康彦
2012年3月号「被災地を歩まれるキリスト、そして被災地に立つ教会」
               /仙台広瀬河畔教会 望月 修
2012年2月号「全国連合長老会 伝道局資金を用いての伝道協力の会計」
               /小田原十字町教会 馬場康夫
2012年1月号「全国連合長老会の課題」/横浜指路教会 藤掛順一
2011年12月号「全国連合長老会の会計」
               /小田原十字町教会長老 露木賢一
・2011年11月号は「主張」がお休みです
2011年10月号「北陸連合長老会の課題」/富山鹿島町教会 小堀康彦
2011年9月号「東京神学大学と連合長老会」/横浜指路教会長老 數井紀彦
2011年8月号「協同して献金活動を」/自由が丘教会 阿部祐治
2011年7月号「東海連合長老会の課題」/富士教会 桑原睦彦
2011年6月号「中学生・高校生修養会の恵み」/小松教会 松島保真
2011年5月号「献身について」/日本橋教会 宍戸基男
2011年4月号「西部連合長老会の課題」/浜寺教会 松原 望
2011年3月号「青年伝道」/錦ヶ丘教会 川島直道
2011年2月号「『全国連合長老会規約の解説』改正案を巡って」
               /山田教会 井ノ川勝
2011年1月号「神奈川連合長老会の現状と課題」/小田原十字町教会 馬場康夫
2010年12月号「長老と執事」/富山鹿島町教会 小堀康彦
2010年11月号「東日本連合長老会の課題」/自由が丘教会 阿部祐治
2010年10月号「教会規則について」/日本橋教会 宍戸基男
2010年9月号「和歌山連合長老会の課題」/粉河教会 田中牧人
2010年8月号「献身の勧め」/須磨月見山教会 上原智加子
2010年7月号「九州連合長老会の課題」/錦ヶ丘教会 川島直道
2010年6月号「中学生・高校生修養会の恵み−宝としての修養会−」
               /駿府教会 瀬谷寛
2010年5月号「インターネットの伝道について」/十貫坂教会 長老 石田篤
2010年4月号「東部連合長老会の課題」/小金教会 今泉 幹夫
2010年3月号「牧師招聘の手続き」/小田原十字町教会 馬場 康夫
2010年2月号「三重連合長老会の課題」/山田教会 井ノ川 勝
2010年1月号「『宣教』の使命」/藤沢北教会 藤盛 勇紀
2009年12月号「日本伝道150年と連合長老会」/横浜指路教会 藤掛 順一
2009年11月号「主の血潮に感謝して献げる」/小田原十字町教会 馬場 康夫
2009年10月号「教会とキリスト教学校の連携」
               /青山学院大学宗教主任・荻窪清水教会担任教師 砂 民宣
2009年9月号「地域連合長老会における伝道協力について」
               /小田原十字町教会 露木 賢一
2009年8月号「連合長老会の出版活動 ―その意義と課題」
               /出版委員会 関川 泰寛
2009年7月号「『続 明解カテキズム』について
               健やかな教会を形成するために」/藤枝教会 青戸 宏史
2009年6月号「中学生・高校生修養会の恵み」/神戸神愛教会 高多 新
2009年5月号「改革長老教会協議会の活動について」/自由が丘教会 阿部祐治
2009年4月号「一八九〇年信仰の告白に基づいて」/日本橋教会 宍戸基男
2009年3月号「主の日の礼拝の指針について」/鎌倉雪ノ下教会牧師 東野尚志
2009年2月号「日本基督教団の今後」/横浜指路教会牧師 藤掛順一
2009年1月号「能登半島地震復興活動状況について」
               /富山鹿島町教会牧師 小堀康彦
2008年12月号「教会記録審査について」/藤枝教会牧師 青戸宏史
2008年11月号「牧師会について」/日本橋教会牧師 宍戸基男
2008年10月号「東京神学大学と連合長老会」/鎌倉雪ノ下教会長老 望月 克仁
2008年9月号「地域連合長老会形成の課題」/富山鹿島町教会牧師 小堀康彦
2008年8月号「献身について」/錦ヶ丘教会牧師 川島直道
2008年7月号「聖餐の乱れについて」/鎌倉雪ノ下教会牧師 東野尚志
2008年6月号「青年伝道」/自由が丘教会牧師 阿部祐治
2008年5月号「中高生修養会の恵み」/横浜指路教会長老 松森しおり
2008年4月号「キリスト教学校は教会の子ども」
               /北陸学院中学高等学校校長 堀岡啓信
2008年3月号「規約第二条を巡って」/山田教会牧師 井ノ川 勝
2008年2月号「カテキズム教案の用い方」/小田原十字町教会牧師 馬場康夫
2008年1月号『長老教会の手引き』改訂について/横浜指路教会牧師 藤掛順一


「宣教」

■発行日: 毎月1日

■申し込み先が変更されました
 発行所(新規申込み・講読数変更): 平塚富士見町教会
 〒254-0062 平塚市富士見町 2-15
 TEL & FAX : 0463-32-0483




▲このページのトップへ



日本基督教団 全国連合長老会 All Rights Reserved.